顕熱と潜熱について
高顕熱エアコンってなんぞ? - 適当な事を適当にかいていくブログからの続き。
前回、潜熱がなんなのかわからなかったがようやくわかってきたのでまとめ。
ここでもう一回顕熱と潜熱の定義を書く。
- 顕熱:温度が上昇下降する時に変化する熱。
- 潜熱:温度が一定で、物質の状態が変化する時に発生する熱。
前回は、温度が一定なのに熱が発生するってどういう事?と疑問に思っていた。
それを理解するには熱と分子の状態について理解しなければならない。
熱とは
まず熱から。
熱とは分子(原子)の運動エネルギーの事。
分子の運動が激しくなると温度が高くなり、分子の運動が緩やかになると温度が低くなる。
分子の状態とは
次に分子の状態について、
固体:分子があまり動かず、分子間の距離もほぼ一定。形は一定。
液体:固体より激しく動くが、分子間の距離は一定。形を変えることができる。
気体:液体よりさらに激しく動く。分子間の距離は大きくなる。
つまり、固体から液体に変わる時は、分子は運動している事になる。
潜熱とは
ここでもう一回潜熱とは、
- 潜熱:温度が一定で、物質の状態が変化する時に発生する熱。
物質の状態が変化する→分子が運動している→でも、温度は一定→熱はどこへ消えた?
答えは、物質が状態変化する時に熱が使われた。
このように、温度として現れない熱を潜熱という。
文字通り潜んでいる熱という意味だった。
わかれば簡単だった。
参考:
わかりやすい高校物理の部屋
潜熱