Ubuntuに3TBのHDDを増設した
Ubuntuは標準だと2TBまでしか認識できない。3TBのHDDを認識させるにはパーティションの規格をGPTにしなければならない。
fdiskでは2TBまでしか扱えないため、GNU Partedを使用する。
まず、パーティションを作成する接続先を調べる。
$ sudo fdisk -l
で接続先を調べる。今回は、/dev/sdb だった。
次に、partedでパーティション作成を行う。
$ sudo parted /dev/sdb
これで、プロンプトが(parted)になる。
次に、
(parted) print
で現在のパーティションの表示。新規の場合は、Numberなどが表示されるだけで数値は出ないはず。
もし、あった場合は、
(parted) rm 1
で消す。2,3もあったら全部消す。
その後、パーティション作成
(parted) mklabel gpt (parted) unit GB (parted) print free (parted) mkpart extended ext4 1 3001 (parted) quit
mklabel gpt で GPTでパーティション作成。
unit GB で開始位置、終了位置の表示サイズを指定。
print free でパーティションを作成する開始位置、終了位置を調べる。
mkpart で今回は増設なので、extended 、ファイルシステムはext4、3TBを購入したので、1-3001までを指定。
これでパーティション作成は完了。
次に、ディスクをフォーマットする。
$ sudo mkfs.ext4 -m 0 /dev/sdb /dev/sdb is entire device, not just one partition! Proceed anyway? (y,n) y # (全領域を使うので y と入力する)
-m をつけないとデフォルトでは5%をシステムで確保してしまうんだとか。
今回は1パーティション全てをext4でフォーマットしたいので、yを入力。
マウントを行う。
$ sudo mkdir /mnt/exthd1 $ sudo chmod 777 /mnt/exthd1 $ sudo mount -t ext4 /dev/sdb /mnt/exthd1
上記で、マウント先を作成してマウントを行う。 -tはファイルシステムを指定するオプション。
最後に、起動時に自動でマウントされるようfstabに追加。
$ sudo blkid /dev/sdb $ sudo vi /etc/fstab
今回は、dumpなし、fschkもしなくて良いので、
UUID=/dev/sdbのUUID /mnt/exthd1/ ext4 defaults 0 0
を/etc/fstab に追記した。
後は、自分の設定で、
$ mkdir -p /mnt/exthd1/video $ ln -s /mnt/exthd1/video /var/www/epgrec/video
で、epgrecのvideoのシンボリックリンクを作成し、録画ファイルは全て3TBのHDDに保存するようにした。
参考:
Linux 3TB HDD 増設: 開発系いろいろメモ -- ahiru studio --
http://trialpc.net/blog/2007/09/post-986.php
ディスクのUUIDを調べる方法 - かみぽわーる
Parted でパーティションの作成(分割) その1 | 個人的健忘録 from 2009 - 楽天ブログ
Ubuntu日本語フォーラム / オートマウントについて
LinuxのUbuntuでHDDをext4でフォーマットするコマンド - MiuxMiu
4.8 ストレージの追加と管理[追加ディスクオプション、NAS/Bオプション] | 4 管理・設定ガイド(オペレーション編) | IIJ
[ThinkIT] 第5回:OSSでのバックアップ手法(後編) (1/4)
http://unixlife.jp/unixlife/linux/sys-fstab.jsp
http://www37.tok2.com/home/nobusan/partition/parted/index.html#commands